症例 60代女性 声が出にくい 披裂軟骨亜脱臼 7月25日

7月7日に子宮の手術を行いました。その時、麻酔のために気管内挿管をしてもらいました。手術後から声が出なくなったことに気が付いて、執刀してもらった先生に言ったところ、数日が経てば出るようになる。と言われましたが、トローチを使っても一向に回復する気配がなく、あせっています。

7月20日に耳鼻咽喉科にいきましたとこり、手術後の披裂軟骨の亜脱臼であるとCTでの検査の結果診断をされました。治すのにはのどの手術を行うことになります。との説明でご本人さんは、出来ることなら手術を避けたいとのことで、あいば健整院の整体で治したいと思い、来院されました。

1診目 7月25日 声がかすれて出しにくい様子です。

施術 全身の整体ののち、頭蓋骨の調整、そしてのどの調整を行いました。舌骨上筋群を整え、舌骨下筋群、舌骨、甲状軟骨、そして披裂軟骨の調整をしました。披裂軟骨に触れると『プツっ。』という感覚が手に伝わり、位置が戻ったことがわかります。

施術後 声を出してもらうと、来たときよりも太い声がでています。かすれているのはまだかすれているのですが、希望が出てきたようで笑顔で帰られました。

2診目 8月3日 披裂軟骨は位置が戻ったのですが、かすれ声を治したいとのことで来院されました。

施術 頭蓋骨の調整とのどの調整を行います。前回に準じた施術を行います。特に舌骨と甲状軟骨の位置を正しい場所になるように周辺の筋肉の調整に気を使いました。

施術後 先ほどよりも声が出るようになったことが確認できます。

3診目 8月10日 前回より格段に声が出るようになりました。担当の医師と手術の相談をする予定ですが、この分ではのどの手術はしなくても良くなりそうです。

5診目 8月24日 ほとんど以前の声をとり戻すことができた。とおっしゃっています。

考察 披裂軟骨の脱臼が治ると同時に声の調子が戻る方もいます。一方、この女性のように披裂軟骨の脱臼が戻っても周辺の筋肉の調子が良くなることで、元通りに声の調子が回復していくケースもあります。

気管内挿管のときのダメージが大きいとこのようなことが起きるのだと判断されます。

あいば健整院