腱鞘炎　

※始めて来院される方は、施術の質を維持するために１日２名様までの限定とさせていただきます。

※初回のみ、カウンセリング料・検査料を含めた 初見料2,000円が別途必要です。

あいば健整院は、2007年の開院以来、地域の方々に愛され続けている西宮の施術所です。

多くの患者さんは一回目から腱鞘炎や手の痛みの症状が変わっていくことを実感されます。そして、当然個人差はありますが使いやすい手に回復していきます。

私たちの施術は、あなたの体の（歪み方のくせ）を（整った状態に維持する）ことを目的としています。

このことにより、（姿勢と動き方）が良くなります。（普段の身のこなし）が良くなると手首を含めた手の症状も改善していきます。

他所でよくならなくて、当院を訪れた患者さんの多くは、（手のそれぞれの関節をしっかり整えると、思っていた以上に楽になった。）と次に来院されたときに喜んでくれます。

手の痛みが改善することであなたは、もう悩まされることなく、したいことを思う存分にできるようにこの先が変わってきます。

あなたが一日でも早く、調子のよい状態が維持できるように、ぴったり合った施術をしていきますからいっしょに頑張っていきましょうね！

お問い合わせはLINEかお電話でのご連絡をお待ちしております。

当院に来られる方の良くある腱鞘炎

腱鞘炎は、手や指を動かすための筋である腱（けん）と、その腱を包んで保護しているさやとしての腱鞘（けんしょう）に炎症が生じる状態です。腱鞘炎のメカニズムは、手や指を繰り返し使うことや、過度の負担がかかることで腱や腱鞘に無理が生じて、炎症や痛みがつづくようになります。よくわかるように、腱鞘炎が発生する仕組みを詳しく記しておきます。

腱（けん）と腱鞘（けんしょう）の役割

まず、腱と腱鞘の基本的なつくりと役割を見てみましょう。

• 腱（けん）: 筋肉が骨に付着するすじで、筋肉が収縮することで腱も縮んで関節が動きます。例えば、指を曲げたり伸ばしたりする際、腱が滑りながら骨を引っ張って指が動きます。
• 腱鞘（けんしょう）: 腱は腱鞘という鞘（さや）に包まれており、腱がスムーズに滑らかに動くことを補助しています。腱鞘の中には滑液と呼ばれる潤滑液があり、腱がすべるように動けるようにしています。

腱と腱鞘の関係は、滑車とロープのようなものになります。腱鞘は滑車の役割を果たし、腱（ロープ）がその中をスムーズに動き、手や指を自在に動かせるようになっています。整体では、それぞれの関節での障害となっている部分を見つけてその場所が正常になるように手技を行います。

腱鞘炎が起こるしくみ

腱鞘炎になってしまう仕組みは、このような流れになります。

1. 腱の使い過ぎによる擦れ

腱鞘炎の最も良くある原因は、腱の使い過ぎです。繰り返し同じ動きを行ったり、手や指に負担がかかりすぎると、腱が腱鞘の中で擦れがおきます。ふつうは滑液があるので腱はスムーズに動きますが、頑張って握ったり指に負荷が続くと、擦れが強くなり、腱と腱鞘の間に炎症が起こります。

2. 腱鞘の炎症と腫れ

腱の擦れがつづくと、腱鞘に炎症がおこります。腱鞘が炎症状態になると、その周囲が腫れて腱鞘の内がわが狭くなり、腱が動きづらくなります。この状態では腱が滑らかに動くことができず、腱の動きが制限され、痛みや引っかかる感じ（ばね指など）がおきます。

3. 腱の動きに対する無理がつづく

腱鞘が腫れると、腱が腱鞘の中を行き来する際に摩擦が大きくなります。このため、腱を滑らかに動かすのができなくなり、腱が引っかかるような感じや、動かしたときに「カクン」とします。これは「ばね指」の症状に進んだ状態になります。

4. 腱の炎症

腱鞘だけでなく、腱自体も擦れや使い過ぎによる炎症を起こします。これが腱鞘炎の痛みを引き起こし、腱が動くたびに痛みが強くなります。腱が炎症を起こすと腱の滑りがさらに悪くなり、痛みやこわばりが強くなってしまいます。整体ではこのような場合は、手首や前腕なども総合してみて行きます。

5. 腱と腱鞘の癒着

腱鞘炎が進むと、腱と腱鞘の間で炎症が慢性化して、腱と腱鞘が癒着することがあります。癒着が進むと、腱の動きがさらに制限され、指や手首の可動域が狭くなり、動かすたびに強い痛みが発生します。ここまでくると難治性の腱鞘炎になりますが、これまでの整体で改善に導かれた症例もちゃんとあります。

腱鞘炎のきっかけ

腱鞘炎を引き起こすきっかけは、このようなものが挙げられます。

1. 繰り返しの動き

腱鞘炎は、手や指を繰り返し使う動きで発症することが多いです。文字を入力する作業、パソコンのマウス操作、楽器の演奏、手作業、重い物を持つなど、手首や指をつかいすぎる仕事や趣味が原因になります。これにより、腱がオーバーワークになり、炎症が起こります。

2. 手首や指に無理がかかる動作

重いものを持ったり、長い時間手首や指に力を入れる作業が腱鞘炎の引き金になります。例えば、赤ちゃんを抱っこすることや、道具を使っての作業、繰り返し荷物を運ぶといった良くある動作ですがこれにあてはまります。

3. 加齢

加齢に伴い、腱や腱鞘の柔軟性が失われ、炎症が起こりやすくなります。また、年齢とともに手首や指の関節や軟骨がすり減り、負荷がかかりやすくなるため、腱鞘炎を発症しやすくなります。こういうケースでも整体で十分に痛くないところまで回復します。

4. 姿勢や手の使い方の問題

身体がゆがんだ姿勢や手の使い方も、腱鞘炎の原因となります。例えば、手首を極端に曲げた状態で長時間作業することで、腱に余計な負担がかかります。

腱鞘炎のはじまり方

実例　仕事でパソコンを使う事務のお仕事

毎日、長時間パソコンを使って文字を入力をされる方に腱鞘炎がよくおこります。毎日何時間も同じ姿勢でタイピングを続けていると、指と手首の腱に繰り返し負担がかかってしまいます。最初は、少し疲れを感じる程度だったかもしれませんが、だんだん指や手首に軽い違和感や痛みを感じるようになります。

初期症状

• 最初のサイン: 文字の入力中、または後に、手首や指に軽い痛みやだるさを感じる。動かすと違和感があるが、痛みは休むと消える。
• 痛みが増す: 数日から数週間の間に、痛みが続くようになる。特に、朝起きたときに手首がこわばっていたり、文字の入力中に手が動かしづらくなったりする。
• こわばりと腫れ: 症状が進行すると、手首や指に腫れを感じ、指を動かすと引っかかり感や「カクン」とした感覚がでてくる。（ばね指の初期症状）。

実例  赤ちゃんを抱っこするお母さん

育児中のお母さんが赤ちゃんをしょっちゅう抱っこしていると、手首にかなりの負担がかかります。特に、赤ちゃんを抱っこする際に親指を使って支えたり、腕を回して支え続けることで、親指の付け根や手首に負担が集中します。

初期症状

• 最初のサイン: 抱っこしているときに、親指や手首の付け根に違和感や軽い痛みを感じる。最初は休むと痛みが消えるが、しょっちゅう痛みを感じるようになる。
• 痛みが広がる: しばらくすると、親指を動かすときに手首や付け根に痛みが走るようになる。赤ちゃんを抱っこしているときや、物をつまむときに痛みが増す。しくしく痛む。
• 手首の腫れと痛み: 痛みが続くと、手首の腱鞘に炎症が起こり、腫れやこわばりが出てくる。親指を伸ばす動作で強い痛みが発生する（デケルバン病の初期症状）。

実例  スマートフォンの使いすぎ

長時間スマートフォンを使うことで、親指に過度な負担がかかり、腱鞘炎になるケースもよくあります。特に、片手でスマホを持ち、親指だけで画面を操作する動作がつづくことで、親指の腱に負担が集中します。

初期症状

• 最初のサイン: スマホを操作中に親指の付け根や手首に軽い痛みを感じる。スマホを長時間使うと、痛みが徐々に強くなる。しくしくした痛み。
• 痛みが強くなる: 親指を動かすときに、付け根の部分がズキズキと痛むようになる。特に、親指を内側に動かすときや、スマホを持ったときに痛みが悪化する。
• 腫れやこわばり: 親指の付け根や手首に腫れが出始め、痛みを伴うようになる。スマホを使うのが困難になり、親指がこわばって動かしづらくなる。スマホを持ちたくなくなる。

実例　美容師さん　理容師さん

ハサミやドライヤーの長時間使用

美容師や理容師の仕事では、ハサミを使って指や手首をしょっちゅう動かすため、手の腱に負担がかかります。さらに、ドライヤーを持ちながら腕を動かす動作も、腱鞘炎のリスクを高めます。親指をいちばん動かす仕事とも言えます。

腱鞘炎の始まり方

• 初期症状: 長時間の作業後に指や手首に痛みやだるさを感じることが増えます。特にハサミを使う親指や手首に痛みを感じます。しくしく痛みがつづく。
• 進行: ハサミを使う際に、手のひらや親指が痛むようになり、ドライヤーを持つ動作でも痛みが悪化します。腱鞘炎が進行すると、手首や親指の動きがぎこちなくなり、仕事中の動作がスムーズにいかなくなります。
• 症状: 手首や親指に腫れが現れ、手を動かすたびに痛みを感じるようになります。物を握るときに力が入らず、手を休める必要が増えます。このような状態でも整体で楽にすることはできます。

腱鞘炎は、初期の段階で整体で対応すれば、症状が悪化する前に回復します。

当院の腱鞘炎の方に行う施術の一例

腱鞘炎に悩む人への施術には、全身のゆがみの状態を観察したうえで手や腕の筋肉や関節を和らげ、血行を促進し、動きを改善することが目的です。当院の施術の一例を紹介します。

1. 問診と評価

• まず、患者さんの腱鞘炎の程度や症状の原因、時間帯、生活習慣を聞き取ります。
• 肩や首の歪み、脊柱の問題点を把握します。手の動き、可動域、筋肉の張り具合、炎症や痛みがある箇所を確認します。

2. 呼吸機能の改善

• 腕につながる肩や首の調整を行う前に胸郭を整えて呼吸が深く出来るようにします。
• 手の調整の準備段階として上半身の歪みを調整します。

3. 前腕部分の骨の調整

• 前腕部分の骨の橈骨と尺骨の位置関係や柔軟性をとり戻すように調整します。
• 手根骨（手首にある小さな豆のような骨。8つある）の位置を調整して、手関節の可動域を徐々に広げます。

4. 関節の痛みを起こしている場所の周囲の柔軟性をとり戻す

• 手首から指先にかけて、痛みを起こしている場所の調整を痛みの出ない範囲で行います。
• 握るくらいの持ち方を持続する中で緊張を起こしている関節も柔軟性をとり戻します。
• 指の関節や手の甲の筋肉の滞りを見つけて、柔軟性を高めます。
• 親指の付け根や、手の平の中心など、特に緊張しやすい部分の滞りをしっかり調整します。

5. 関節の動きの改善

• 指の先から曲げ始めるように動きの軌道をとり戻すように、関節内の滑りを改善します。
• 指の関節をやさしくゆっくり曲げながら、まっすぐ曲がるように修正して行きます。

6. 指の関節に軽い抵抗をかけて動かしてもらう

• 手のこわばりから柔軟性とそれぞれの関節運動のなめらかさをとり戻すように指に抵抗を加えて曲げ伸ばしをゆっくり行います。
• 決して無理が起こらない範囲で抵抗運動をします。それぞれの指関節の関節の可動域を確認しながら行います。
• 指が曲がるときに斜めにならないようにまっすぐ曲がるように徐々に良い癖を付けて行きます。

7. 施術後の確認とフォローアップ

• 施術後、手のこわばりや痛みがどれだけ緩和されたか、動きやすくなったかを患者さんに確認します。
• 次回の施術に向けた計画や改善の進捗を話し合い、フォローアップのタイミングを決めます。
•  必要に応じて楽になることにつながる方法をお伝えします。
• 手や指に無理をかけない使い方、日常的気を付けると良いことをご指導します。

紹介しました施術例は、手のこわばりに悩む方に対し、手指の可動域を改善し、筋肉や関節の歪みを修正することを目的としています。施術後は、みなさまが日常生活で手をいたわり負担を軽減できるよう、あなたに合う方法をお伝え出来るように努めております。

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※始めて来院される方は、施術の質を維持するために１日２名様までの限定とさせていただきます。

※初回のみ、カウンセリング料・検査料を含めた 初見料2,000円が別途必要です。